こんにちは!!カナダのモントリオール在住のままべあです!!
このブログはこんな方におすすめです。
- カナダの移民制度が知りたい。
- 特別なスキルもないけどカナダに移住したい
- ワーホリだけどカナダ移住の可能性を知りたい!
- 海外に多少なれている。2回目のワーホリはもう少し挑戦したい。
ワーキングホリデーについては簡単に前のブログで説明しましたが、私は留学エージェントでもなければ専門家でもありません。実際のワーホリ経験者として今までの自分の経験をシェアしたいと思っています。詳しいビザの取り方とかは、留学エージェントが細かく説明しているブログが沢山あります。参考にしてください
さて!気を取り直して、私がどうやってワーホリビザから永住権取得まで至ったのか説明していきます
私が利用したのが、こちら! Manitoba Provincial Nominee Program. こちらがマニトバ州の公式Websiteなので随時確認してください。カナダはちょくちょく規定が変わります。(どこの国もビザや移民の制度は変更がありますのでご自身が渡航する前に必ず確認することをお勧めします!)
マニトバ州は正直いって人気がありません。本当です。カナダ人に言うと「え?なんでマニトバ?」と笑われます。
冬は寒く、山もなければ海もない。平坦な土地がずっ~と続いています。正直退屈です。バンクーバーやトロントのような都会でもないし、ケベックのようなヨーロッパ調の美しい街並みもありません。
え…そんなこと言われると行きたくなくなりますけど…
何を弱気な事を!また1年楽しくワーキングホリデーするだけならバンクーバーでもトロントでもいいぞ
永住権取得に挑戦するのは半端な気持ちじゃできないぞ~ままべあさん!熱くなってクマになってます!!
マニトバは人気がない!!だからこそマニトバは人を欲していました!!
マニトバ州はカナダの13州の中で1番先に移民プログラムを打ち出した州です。(1998年に始まりその年は418人が永住権を取得。私が永住権を取得した2019年は12545人が永住権を取得しています。)
ここでざっと永住権取得までの道のりを見てみましょう。
基本的には、どこの国でも永住するのは簡単ではありません。必ずビザという問題に直面します。(一部の国を除けばビザの取得はめんどくさく時間もお金もかかります。)
余談ですが、私はフィリピンに1年間滞在したことがあります。そこで知り合った方はちょっとお金を払って観光ビザを延長して、フィリピンを出たり入ったりして計10年ほど住んでいました。危険な方法ですが、フィリピンだから大丈夫なんだろうと思いますね…. 。観光ビザだと仕事ができないのでどのようにして生計を立てているのかは本当に謎です。(ポリスでさえ、駐車違反やスピード違反をお金をもらって見逃したりしてたので、私の中ではお金で解決できる国という印象が残っています)
では、具体的に私が渡航前にしたことは以下です。
- 渡航前にノミニ―プログラムについて調べる。
- ワーキングホリデービザを取得する。
- ウィ二ペッグについて調べる。(治安や仕事)
- 最初の1か月の滞在先を予約(Airbnb)
さて、Airbnb の予約は本当に大事でした。ホテルに泊まるのは高いし、かといって日本からアパートを内見なしに決めるのは大変です。(治安や交通の便も現地で知ることの方が多いです。)
また、一人だとシェアハウスに住むことになると思います。一緒に住む人たちを見るのは大切です。私は現在の夫が一緒だったので二人で住むアパートを探しました。
ウィ二ペッグの家賃はオーストラリアやニュージーランドと比べると安いです。2ベッドルーム+リビング+お風呂+キッチン付きのアパートで1か月約9万円。それに電気代と光熱費です。電気代も安いです!都心からは近い場所でした。その点、シドニーのシェアハウスは同じ間取りで男女計8人住んでいて1ベッドルームに4人ずつ。(2段ベッドが2つずつ)その環境で1週間で400ドルほど払っていたので、1か月だと1600ドルですね。動物園みたいな環境でしたよ~。若いときはそんな非日常が楽しくて新鮮ですが、30歳近くになると正直きついです。自分のスペースほしい!きれいな空間が欲しい!という気持ちが湧いてきたのを覚えています。
円安の今、現地で給料をもらっていない限り、オーストラリアやニュージーランドで生活するのは正直大変だと思います。海外に慣れている人はAirbnb で最初の住む場所だけ決めて、その間にアパートを探すのが1番手っ取り早いです。
初めてのワーホリや留学の方は、留学エージェントを通してワーホリビザの取得からホームスティ先の手配、航空券の購入、現地サポートを受けられる環境を整えることをお勧めします。自分で手配するより初期費用はかかりますが、現地で慣れない英語+慣れない環境で情報収集し契約すると結局損することもあります。プロの力を借りましょう!!
また、カナダにはMOVINGDAY(引っ越しの日)といって、7月1日または8月1日から新しい契約が始まることが多いです。
私たちは6月頃に入国して7月1日から入居できる場所を探しました。冬でも見つけることは可能ですが6月頃から探すとスムーズにいくと思います
(カナダの冬は本当に寒いです。誰も冬に凍えながら引っ越しはしたくないみたい)では、ここからが勝負!!ワーホリは1年しかありません。時間が無い!!到着後のタイムラインはこんな感じ!
6月 ウィ二ペッグに到着(Airbnbに滞在中にアパートの内見を数か所)
7月 アパートに入居(入居までの時間に平行して職探し。マニトバノミニ―プログラムの規定に合うようにフルタイムの仕事を探す)
7月後半 仕事が決まったので即開始。(その間に平行してIELTSの勉強)
11~12月頃 IELTSの試験を受ける(ノミニ―プログラムに必要なスコアを取る。4.5以上は必要)
1月後半 フルタイムの仕事を6か月勤続しているのでマニトバノミニ―プログラムに応募する。
マニトバノミニ―プログラム応募した後は待つだけです。6か月以内に招待がきてその招待状を使って永住権を申請します。6か月以内とマニトバ州は言っていますが仮に6か月以上かかった場合、ワーホリビザが切れてしまいます。保険として職場にワークビザを出してほしいと掛け合ってください。強気で行きましょう!ワークビザを出してもらえれば気持ち的にかなり安心します。
4月 マニトバノミニ―プログラムの招待状が来た。即、永住権の申請に入る。(永住権の申請は書類が沢山必要です。待っている間に何が必要か調べて日本から調達しましょう。時間のかかる書類もあります。早め早めに動いてください。)
5月 永住権の申請 (永住権のプロセスタイムは12か月~24か月です。)
6月 ワーホリビザが切れる。
(ワーキングホリデービザが切れても永住権を申請している期間は、ブリッジングワークパーミットというビザを保有していることになります。仕事も住むことも継続可能です。)
正直、私はかなりストレスを感じて過ごしていました。時間との闘いですし、どんなに早く仕事を決めて働きだしても永住権の申請はギリギリになってしまいます。就労中も「今、クビになったらどうしよう。」「本当は辞めたいけど今辞めたらすべてが水の泡だ。」等の気持ちが行ったり来たり。
考えても心配しても、今置かれている状況は変わりません。流れに身を任せることも大事ですね。
マニトバノミニ―プログラムは申請する地点での最終学歴。職歴。犯罪歴。などを記入する欄があります。私は最終学歴は美容専門学校卒です。大卒や短大卒の方は問題ないと思います。
結果的に、私はこの方法でワーキングホリデービザから永住権取得までできました。特別なスキルがある方はカナダのエクスプレスエントリーをつかってワークビザや永住権の取得が可能です。またカナダの大学に行くという手もありますね。カナダ人と結婚するということも一つの手かもしれません。
私の場合、特別なスキルもなくエクスプレスエントリーは使えない。大学に行って勉強するお金もない。彼氏はフランス人でカナダ人との結婚は考えていない。等という状況からマニトバノミニ―プログラムを使うことになりました。
それに、オーストラリアやニュージーランドに居た時もそうでしたが、永住したいがために現地の恋人を捕まえようとする人がいます。正直、自分の利益だけを求めた恋愛は長くは続きません。現地人からしても本当に愛していない限りパートナービザを出すことはないでしょう。
ノミニ―プログラムは簡単ではありませんが、特別なキャリアやスキルがない若い世代でも、他人の力を借りず多大なお金を使わずして自分の力で永住権まで到達できる唯一の方法かもしれません。
これからカナダ移住を考える方に、1つの方法として知ってもらえたらうれしいです。